図書館


「香里ヶ丘図書館を見守る会」のイベントの紹介です。

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2020 年10月7日に以下の、要望書を枚方市に提出しました。

                               2020年10月7日

枚方市長   伏見 隆様

枚方市教育長 奈良 渉様

                  要望書 

                            枚方の図書館をよくするゾウの会

                            枚方市の図書館行政を考える会

                            香里ヶ丘図書館を見守る会

                            図書館・公民館(生涯学習市民センター)をよくする会

 日頃の枚方市政へのご尽力有難うございます。枚方市の図書館の充実、発展を願い要望書を提出させていただきます。

 枚方市の図書館は市職員と市民の協力のもと作られ発展をとげてきました。すべての地域で多くの市民が利用できるよう分室、分館、移動図書館が配置され、住みたい町の指標、誇りともなってきました。

図書館は町の知、情報の拠点として市民の課題解決、行政への豊富な資料提供、子ども達への教育支援の役割を果たし、町を活性化し、成熟させる可能性を大きく含んでいます。社会が進展し、多様化し、かつ様々な問題をも生み出している今日、図書館の役割はますます幅広く、大きくなっています。

 このような中、枚方市の図書館は財源が窮迫しているとのことで職員は減らされ、資料費もぎりぎりの状態で苦しい運営になっていると思います。すべての分館の運営が指定管理会社に任されたことは資料収集、蔵書構築、レファレンスの充実などにおいて心配があり、財政的にもしっかり検証していく必要があると考えます。

 図書館運営にとって最も大事なのはそれを担う人、司書職員です。その安定的、継続的な配置こそが蔵書とともに図書館の中味を決定づけます。そのような視点で以下要望します。

               

                     記

1.図書館の安定した運営に必要な人数の司書職員の配置を行ってください。そのための予算を確保してください。

司書は選書やレファレンスはじめ多くの専門的な仕事を担い経験の蓄積が必要です。ベテランの司書の高齢化が進む中、経験ある司書正規職員の補充、また新規職員の採用・育成が必要です。昨年は多くの応募があったにもかかわらず司書職員の新規採用は0でした。理解に苦しみます。複数の司書職員を採用してください。

   先日9月9日社会教育委員会議においても、複数の委員の方々からレファレンスの充実の大切さ、司書職員の確保が必要とのご意見が出されていました。枚方市の図書館サービスの水準を保つため司書職員の補充、確保は必須です。

2.図書資料費はここ5年間、物価上昇があるにもかかわらず増えていません。資料費を増額してください。これからの図書館への要望、ニーズに応え資料をそろえていくことは市民の生活そして町を豊かにするため必要不可欠です。

 漫画、雑誌、専門書、テキストなどを含め市民が必要とする資料を購入し提供してください。

3.分室は身近で図書館サービスを受けられる地域に深く根づいたかけがえのない居場所です。特に高齢者にとっては大事な生きがいにもなっています。分室を廃止しないでください。地域活性化の拠点としてさらに活用する方向で運営してください。

4.図書館法14条に規定されている図書館協議会を設置してください。図書館協議会は館長の諮問を受け図書館の中味、運営のあり方について専門的に話し合う会です。市民の意見を反映させるため公募による市民代表を含めた会にするよう要望します。

5.枚方市駅前に分館規模以上の図書館を直営で設置してください。人々が最も行きやすく、集まりやすい枚方市の玄関口、駅前に充実した図書館が設置されれば、熱望している多くの市民が喜び、利用者が増えほんとうの意味での町の活性化が実現していくと思います。 

 

  

お忙しい中とは思いますが要望書への回答、面談を10月末目途に行っていただけますようよろしくお願い申しあげます。  

 

 

            連絡先 井上 由美 電話090-9166-2970

                駒木根淑子 電話090-3820-6803