【報告】2020 ZENKOin大阪「命と生活を守る闘い、基地撤去、国際連帯」をオンラインでつなぎ交流

7/2526、「平和と民主主義をめざす全国交歓会(2020 ZENKO in 大阪)が開催され、大阪メイン会場と東京会場、オンライン参加の900人が新型コロナウイルス危機から命と生活を守る闘いと基地撤去、国際連帯の議論交流しました。市民の会も賛同し多くのメンバーが参加。枚方の報告をし、コンサート出演や模擬店出店もして盛り上がりました。

 

 メイン集会や第一分科会では、

  沖縄の上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)楚南有香子さん(てぃだぬふ~島の子の平和な未来をつくる会)のお二人は沖縄からオンラインで報告。

 

東京会場からオンラインで

  「第9次横田基地公害訴訟原告団」団長の福本道夫さん、最近の横田基地周辺で繰り広げられているオスプレスの違法飛行やパラシュート降下訓練などの映像を紹介されながら横田基地が沖縄の普天間基地と同様に落下物事故やピーフォス上水道汚染問題などが発生していることについて報告されました。

 

大阪会場から元岩国市議会議員で「米軍監視団リムピース」の

  田村順玄さんは、岩国基地におけるコロ感染問題につて市民が危険にさらされている問題の根源が日米地位協定にあることを訴えられました。

 

そして永井友昭さん(京丹後市議会議員/米軍基地建設を憂う宇川有志の会)のXバンドレーダー反対の闘い報告が行われるなど、全国の反基地運動の最前線の闘いが報告されました 

 

 上間さんから沖縄県知事への意見書運動の提案もあり、「辺野古新基地に莫大なお金をかけるより新型コロナ対策に!」を強く思いました。



2019年 枚方市長選挙 立候補予定者への公開質問状

 枚方市長選挙にあたり、立候補予定者に公開質問を行いました。
 回答をいただきましたので皆様にお知らせいたします。
 参考にしていただきますようにお願いいたします。

 

*紙面作成に当たり、回答到着順としました。

 お忙しい中、お二人からすぐに回答が届いたことに感謝しております。

 

 

 

平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会

 枚方市大垣内町2丁目8-27 シンエービル別館A号室

(内部資料)



① 枚方市駅前再開発と枚方市役所建替について

 岡東中央公園周辺が、商業空間ではなく今まで以上に「市民の広場」として、市民が必要とする機能をもち続けてほしいと願っています。また、市民の財産である保有地を大切にしたいと思います。数十年後に新たに市役所の建替が必要になった時も、自主的に枚方市・市民主導で進められる条件が必要です。計画の見直しが必要と考えますが、現基本設計画に対するお考え方をお聞かせください。


(質問1)
 市役所を枚方市の保有地である市民ホール、市民会館の場所に建設するのが、最良と思いますが、いかがお考えですか?

(伏見たかしさん)
ニッペパーク岡東中央や新たな広場を中心にまちのゆとりを創出し、安全性や利便性、回遊性、賑わいの向上を図るなど、まちの魅力を高めることで、子どもから高齢者まで、幅広い世代が輝き、枚方市駅周辺を全国に誇れる広域中心拠点の実現を目指しています。新庁舎の位置につきましては、そうしたまちづくりの観点やこれまでの国・府との検討の経過、将来の庁舎建て替えなどを総合的に勘案し、⑤街区での配置を基本に「枚方市駅周辺再整備基本計画」や「枚方市新庁舎整備基本構想」を策定する考えです。

(大橋ともひろさん)
枚方市役所については現市民会館跡地に建て替えることを基本としています。
市役所建て替えの際には、家族向け施設を合築することをイメージしています。



(質問2)
 市民の意見を聞く機会を設け市民が計画案策定過程に参加する必要があると思いますが、ご意見をお聞かせください。

(伏見たかしさん)
枚方市駅周辺再整備ビジョンの策定過程では、市民等との意見交換を行っており、枚方市駅周辺再整備基本計画は、このビジョンの具体化を図ることを目的にしておりますが、実現性を高めるため、アドバイザーからの提案、助言や多様な関係者の意見を踏まえ検討しているところです。また、枚方市新庁舎整備基本構想の検討に際しては、この間、来庁者へのアンケートや市民によるワークショップなどの意見を踏まえ検討しており、今後、具体案を改めて示した上で、市民説明会やパブリックコメントにより、市民のご意見をお聞きする考えです。

(大橋ともひろさん)
枚方市駅周辺再整備では、市民の声も聞かずに、140億円の借金を早々と決めてしまいました。市民一人当たり3.5万円も負担しないといけない計算です。
そんなに大切なことですので、少なくとも意思形成過程が明らかになる形での計画の策定が必須です。
また、市民参加の枠組みについても検討したいと考えています。



② 水道事業の民営化について

 政府は、昨年12月「改正水道法」を採択し、水道事業に民間企業の参入が可能になるようになりました。枚方市議会も昨年9月議会で「水道事業の官民連携をうたう意見書」を採択しています。
 命・健康に係わる「水」の事業は外国企業を含めた民間業者参入ではなく、公的に行うべきと考えます、ご意見をお聞かせください。

(伏見たかしさん)
水道事業は極めて公共性の高い、市民生活に直結する事業であり、公共性、公平性、公益性を確保しつつ、健全な経営のもと持続していける運営手法を十分に検討する必要があると考えています。
大阪府内では、将来的に大阪広域水道企業団を核とした府域一水道をめざす取り組みが進められているところであり、まずは法改正の一つである広域連携について検討を進めていくものと考えています。

(大橋ともひろさん)
枚方市においては、水道の民営化は断固反対です。子どもたちに引き継いでいく大切な財産である水だからです。今回の選挙に関しても公約化する予定です。



③ 高齢者問題について

 国民の4人に1人が後期高齢者の超高齢社会が近づいています。最後まで安心して暮らせる地域づくりが必要です。同時に介護関係に働く人が働き続けられる環境づくりが欠かせません。そこで、「憲法25条(生存権の保障)の視点で、下記の3点を質問いたします。


(質問1)
 高齢者が最後まで安心して暮らすには、特別養護老人ホームが必要です。常に待機者がいることは、社会的に切実な課題です。特別養護老人ホームの増設への意見と、待機者に対する解決方法をお示しください。

(伏見たかしさん)
ひらかた高齢者保健福祉計画21(第7期)に基づき、広域型特別養護老人ホームの増築等や地域密着型特別老人ホームの新規整備に向けた取り組みを進め、特別養護老人ホームのサービス供給量の拡充につなげます。

(大橋ともひろさん)
特養の増設についてはこれまでの議会活動の中からも訴えてまいりました。
高齢者保健福祉計画21の第6期までは、いわゆる小規模特養の新設しか認められていませんでしたが、これではいわゆる待機高齢者が積み上がるばかりですので、本年度の第7期からは、今ある特養の増床という形での定員増の手法についても行うということを、議会答弁で勝ち取っています。今後もこの方向性を推進していきます。



(質問2)
 介護関係で働く方への支援策が必要と考えられている場合は、具体的な支援策をお示しください。 

(伏見たかしさん)
介護人材の確保やその労働環境の改善は喫緊の課題と考えています。福祉事業者団体が開催する福祉就職フェアへの協力や、幼少期に介護職の仕事に触れる体験イベントを大阪府とともに開催するなど、介護人材確保のための取り組みを進めています。賃金等の処遇改善については、市長会を通じて国に要望を行います。

(大橋ともひろさん)
具体的には一定の報酬水準を確保すべきであり、それを行政ができる範囲でサポートできたらと考えております。



(質問3)
  「インセンティブ(成功報酬)」や「自立支援」を強調し過ぎると、リハビリの強要や自己責任論に介護問題が一面化され、本当に必要なサービスが必要な方に届かなくなるのではと危惧します。どのようにお考えでしょうか御意見をお聞かせください。

(伏見たかしさん)
市民の健康寿命の延伸に向けた取り組みや、介護予防の取り組みを進めていくとともに、介護サービスを必要とされる方に適切に提供していくことが必要と考えます。地域包括ケアシステムの構築をさらに推進し、福祉や医療、介護、予防等を一体的に提供するまちづくりを進めるとともに、社会的孤立や公的支援の制度の狭間に陥ることがないよう、ワンストップ連携強化型の相談窓口を開設するなどの支援体制づくりを進めます。

(大橋ともひろさん)
インセンティブについては、本来利用しなくてもよい方がそのまま利用せずとも健康に暮らしていけるようにするためのものを想定していますので、現在必須の方の利用を阻害するためのものではありません。しかしながら、制度の新設にあたっては、現場の意見を十分に聴き、求められる状態となってからの導入をしていくべきだと考えています。



④ 教育(子ども施策)

 子ども達は、私たちの「希望」です。しかし、不登校問題、子どもの貧困問題、教員の多忙問題等、子どもを取り巻く環境は厳しいものがあります。


(質問1)少人数学級
 現在、市立全45小学校の全学年で少人数学級を導入し、支援学級在籍児童を含め少人数学級学校4年生までは35人以下、5・6年生は40人以下と編制されています。
 今後、全学年を35人以下の少人数学級にする具体的な施策と目標を明確にしてください。

(伏見たかしさん)
本市独自の小学校第4年生までの少人数学級編成及び小学校第5・6学年の支援学級在籍児童を含む40人学級編成を、引き続き、実施するとともに、習熟度別指導や一部教科担任制、さまざまな指導方法・指導形態を工夫することにより、児童の「生きる力」の育成を図ります。

(大橋ともひろさん)
少人数学級をまず小学校全学年で行いたいと考えております。少人数学級実現については教員と予算の確保自体が具体的な施策だと認識しています。目標については、2020年度から少なとも1学年は実施したいと考えております。



(質問2)留守家庭児童会室
 土曜日の開室を求める方が多くいます。一方、指導員が安心して働き続けられる待遇改善がなければなりません。保護者が働いている時に子ども達が安心して過ごせる場が必要です。留守家庭児童開室の土曜日開室へ具体的施策をお聞かせください。

(伏見たかしさん)
留守家庭児童会室の土曜日開室については、児童にとってより豊かで充実した放課後活動を実現する観点から、事業の趣旨、目的踏まえ、放課後子ども教室など他の放課後事業との関係性も整理しながら、民間活力の活用などに取り組んでいく考えです。

(大橋ともひろさん)
土曜日開室を行う前に職員の待遇改善が必要だと考えています。土曜日開室にあたっては、まず現在の職員体制に負荷がかからないような施策を講じなければならないと考えています。



⑤ 憲法・原発

 民主主義をないがしろにする今の政権に「憲法」を変える資格はないと考えています。改憲の動きに対するご意見をお聞かせください。
 また、放射能は、人類とは共存できません。福島原発の事故は、多くのことを教えてくれました。地震多発の日本国土に原発は、非常に危険です。未来のために「直ちに廃棄」すべきと考えますが、ご意見をお聞かせください。

(伏見たかしさん)
現行憲法については、 施行から70 年以上が経過し、時代の変化の中で様々な課題 が生じていることから、国会における議論の動向を注視しているところです。 また、脱原発依存体制の構築や脱炭素社会推進をめざす考えです。

(大橋ともひろさん)
憲法や原発、確かに重要なことだと思いますが、今回の枚方市政を変える戦いの争点になるとは考えておりません。