日時 2023年10月30日(月)午前10時
ところ 楠葉生涯学習市民センター・第1集会室
参加費200円
お話 「来年4月の介護保険制度改定について」
手塚隆寛さん(「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」共同代表)
来年4月に介護保険制度が改定されます。「給付と負担」の見直しとして給付の切り下げ、負担増を行おうとしています。
① 介護サービスの利用料の2割負担者を増やそうしています。原則1割負担の利用料が2割になれば、サービスを利用しにくくなります。結果、状態の悪化が進みます。
② これまで無料であった老人保健施設の相部屋の室料を全額自己負担にしようとしています。部屋代が苦しくて、老人保健施設から退所をする人も出ます。家族の負担が増えます。介護離職が増えるかも知れません。
③ 枚方市の介護保険料は、現在平均5900円です。来年4月の保険料改定に向けての作業が行われています。今のままでは値上げの見込みが強いです。これ以上の値上げは大変です。
誰もが年を取ります。介護認定を受けておられる
方だけでなく今後の介護保険制度の改定は、私達すべて
に関係します。介護保険制度の改悪の動きを学び
私たちにできることは何かを交流したいと思います。
福祉・介護・医療については「すずらんのつどい」(略称)が中心となって活動してきましたので主な活動内容を以下にまとめています。また2020年、新型コロナ禍において医療関係者からの学習などにも取り組んでいます。
2021年1月
高齢者関連施設で働いているみなさん
PCR検査の拡大を求めるアンケートへのご協力をお願いします。
いつも、高齢者が安心して過ごせるためのご尽力に感謝いたします。新型コロナ感染の拡大が止まりません。大阪府下において、医療関係のクラスターは30件を超え、高齢者施設・障がい者施設は80件に迫っています。枚方市においても、高齢者関連事業所のクラスターは1月26日段階で11件と増え続けています。
このような現状の中で、政府も高齢者関連施設のPCR検査の拡大を各自治体に求める「事務連絡」を出し、各自治体もPCR検査拡大に動き出しています(下表参照)
しかし、残念ながら枚方市の施策は貧弱な内容です。そこで、枚方市との8回目の要請行動を行うこととしました。是非とも みなさんの声をお聞かせください。お忙しいと思いますがよろしくお願いいたします。
(別表1)
大阪府下 |
PCR検査実施内容 2021・1 |
大阪市 |
特別養護老人ホーム、介護老人福祉施設、障がい者施設などで働く約2万 人に対し、2週間に1回の無料のPCR検査。症状のない希望者のみが対 象。2月1日から実施し、3月末まで。 |
豊中市 |
市内に居住する無症状の満65歳以上の高齢者(施設入所者および施設入所 が決まっている者は除く※別途施策有り) 一人1回。2月1日から3月末 日まで。 |
寝屋川市 |
ドライブスルー検査(唾液検査)1日10人を30人に、市内20ヶ所1 000人の特養に限定して、入所者に2ヶ月に1回、来年3月までPCR 検査を行う 自宅でのデリバリー検査も実施 |
枚方市 |
高齢者施設、障がい者施設へ新たに入所する65歳以上の市民または基礎疾 患を有する市民者で希望する者への無料のPCR検査 600人分を予算化 21/1/4~21/3/22 |
(別表2)
全国 |
PCR検査実施内容 2021・1 |
広島県 広島市 |
高齢者施設、障がい者施設、・医療機関、飲食店の従業員や関係者。広島PCRセンターは10日から開設され無症状者も検査。広島市中区、東区、南区、西区の旧市域の住民およそ60万人とこの地域で働く約20万人の最大およそ80万人に無料のPCR検査。2月上旬 から開始予定。 |
福岡県 久留米市
|
高齢者施設、障害者施設、保育園、認定こども園、幼稚園、学童保育所 など、市内の小学校、中学校、特別支援学校(私立学校を含む)上記で働く職員等(正規・非正規及び施設内で勤務する委託従業者を含む) への無料PCR検査 検査回数は原則一施設1回。2021年1 月12日~2021年3月25日 |
東京・ 墨田区 |
介護職員・利用者などに月1回検査.(3千人)区民ならいつでも誰でも6千円で検査を 受けられる仕組み。診察検査医療機関の公開。 |
千代田区 |
介護職員の全員に3ケ月に1度の検査(700人) |
江戸川区 |
介護施設、学校、保育所の全職員に検査(2.2万人) |
市川市 |
65歳以上の全員を対象に無料検査 |
沖縄県 |
医療・介護職員に月1回の検査(4万人) |
平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会
〒 573-0027 枚方市大垣内町 2-8-27 シンエービル別館 A 市民の広場「ひこばえ」
アンケート
・事業所名(種別: 事業所名: ) ・記入日( )
①1、枚方市は、衛生用品(グローブ、消毒液、マスクなど)の支給を事業所に行っているとのことですが、足
りていますか。まだ足りないものはありますか。
・足りている ・足りていない(具体的に・・・ )
2、自前で調達した衛生用品等の費用請求は大阪府(「かかりまし経費」の申請)にしていますか。
・請求している ・請求していない(理由・・・ )
②昨年からのコロナ禍で事業所の減収等が予想されますが、通常時と比べどれくらいの減収がありますか。
直近3ヶ月の平均でもかまいません。
・1割未満 ・1割以上~2割未満 ・2割以上~3割未満
・3割以上~4割未満 ・4割以上~5割未満 ・5割以上 ・減収はない
③枚方市は、市内の事業所と定期的に意見を交換する場(事業所別連絡会等)をもっていると話していますが、
十分に意見が言える機会は保障されていますか。また枚方市の、事業所へのコロナ関連の支援のための情報提
供やサポート体制等は十分でしょうか。
・よくやっている ・普通 ・不十分 ・全く不十分
※意見欄( )
④1、別紙にあるようにPCR検査の拡充を、枚方市も他市にならい早急に行うように要請していますが、濃厚
接触者でなくても自主検査を行い後から大阪府に検査料の請求ができると聞いています。事業所でのPCR
検査についての現状や意見などをお聞かせください。
〔 〕
2、また、差しつかえなければ身近に起こった利用者、家族、職員などの感染の状況や、濃厚接触者への対応
などあれば、具体的に教えてください。またその際に、困ったことや対策などもあればお書きください。
〔 〕
⑤2月5日(金)には、枚方市への要請行動を行います。枚方市への要望等あればお書きください。
〔 〕
⑥2月10日には、厚生労働省とも話し合いを行います。国への要望等あればお書き下さい。
〔 〕
✿回答は、FAX(072・843・5776 松田宛)でもOKです。2/2(火)までに返信して頂けたらと思います。
✿アンケートについての取り扱いは、匿名とさせて頂きます。お名前を公表することはござませんので、ご安心
下さい。ご自由にご意見などをお書きください。よろしくお願い致します。
✿差しつかえなければ、連絡先をお書きください。今後の案内や資料等の提供をさせて頂きます。
・お名前( ) ・お電話番号【携帯電話も可】( )
・メールアドレス( ) ・FAX( )
一口メモ No.2 10/10
枚方市内のコロナ陽性者数は一桁台になって来ました。とはいえ、これから秋冬にかけて油断は禁物。それにしても介護関係や医療関係の方々の、緊張の連続はは大変な事と思われます。
すずらんでは9月末に50ヶ所の介護関係の事業所にコロナ禍での状況を尋ねるアンケートをお願いしました。今のところ23ヶ所から回答をいただいています。これをもって枚方市に要望書を出していく予定です。
今回はそのアンケートを紹介します。ご覧になって協力していただける方は回答を下記市民の会事務所「ひこばえ」までFAXで送信よろしくお願い致します。
ひこばえ TEL・FAX 072-846-8780
<アンケート>
問1.経営への影響は、ありますか
ある ある場合:閉所、 デイサービスの閉鎖、
土日・休日の閉室 、時間短縮
ない
問2.衛生備品(マスク、消毒液、非接触型体温計等)購入で
支出は増えましたか?)
増えた(何倍ぐらいに増えましたか? )
減った
変わらない
問3.今まで利用していた利用者の内、コロナ感染の不安など
で休んだり辞めた方はいますか?
いる いない
「いる」と答えた方 通常何人/週( )で
休んだ方( 人)
辞めた方( 人)
休んだ利用者は、今は戻られていますか?
戻っている 戻っていない
問4.職員の変化
退職した人: いる いない
勤務時間: 増えた 減った
問5.新型コロナ下の特例報酬の算定について
算定している(理由:
算定していない(理由:
問6.無料のPCR検査について
必要 (理由:
不必要(理由:
問7.枚方市に対する要望、その他ご意見があればご記入ください。
問8.国による下記の公費助成の申請手続きをされているものに、よろしければ〇印をお願いいたします。
・介護慰労金 ・かかり増し費用 ・持続化給付金
・雇用調整助成金
・その他( )
ホッとカフェ
・11月16日(月)10時 「ちょこっと」
すずらんのつどいとは
2015年9月「すずらんの集い―いっしょに考えてみませんか福祉・介護―」としてケアマネジャー経験者を中心に、高齢化社会にあって主に高齢者福祉の学習、関係者との情報交換、枚方市の高齢者施策についての話し合いなどの活動をしてきました。
<主な定例の活動>
第1水曜:定例会議、第3月曜:ホッとカフェ、2ヶ月に一回通信の発行、ブログ(ameblo)を適宜アップ。
「すずらんの集い」ブログ https://ameblo.jp/siminnokai-matsuda-h/
主な活動
2020年
枚方市への要請行動(2019年第一回)の市の回答についてさらなる検討を加え再度の要望を提出する予定であったが、その後コロナウイルス禍にみまわれいったん保留になっている。現在は会としてのコロナに関する要請活動の福祉・介護分野を担当。 新型コロナウイルス感染症の拡大の中、介護施設のマスク等不足や介護施設の利用者
が減ることによる経営困難等の切実な声が届き、3月から枚方市への「新型コロナ対
策」の数回の緊急要請をしてきました。
2019年
・枚方市への要請行動(2019年第一回)のうち高齢者施策について災害時の避難困難者への対策について意見・要望をまとめ
ました。
1.高齢者の外出支援について。2018年に廃止され、現在限られた利用に付されるひらかたポイントが外出支援にあてられて
いる。私たちは「行きたいところへいつでも行ける外出」への支援を求めています。
2.災害時の避難困難者(高齢者、障がい者他)の避難について
①ハザードマップによると第一次避難所(小学校)が水害時水没するところがあるので見直しを要望。(実際2020年の熊
本ではいくつかの避難所が水没した)
②避難所の設備について。トイレの数、プライバシーの確保ができる仕切り、多様な市民に配慮するなど避難所のあり方の
見直しを要望した。
3.介護職員の報酬を実質10万円を上乗せし、一般職と同等になるよう国に要請するよう市に求めた。
4.小規模事業所へ市独自の支援を要望。
・第2回すずらんまつり開催(楠葉中央公園)
2018年
・「ひらかた高齢者保健福祉計画21」(第7期平成30年―平成32年=令和2年)の学習
・楠葉生涯学習市民センター「5月祭」へ参加。やってみよう認知症チェックリスト、すずらん通信展示、ホッとカフェ
・第1回すずらんまつり開催(楠葉中央公園)
2015年~2017年までの活動は「すずらんだより」(以下のアメブロに掲載)を参照ください。
「すずらんの集い」ブログ https://ameblo.jp/siminnokai-matsuda-h/
一口メモ
厚労省は7月27日、市町村が地域の実情に応じた介護サービスを提供するため3年に一度策定する介護保険事業計画を巡り、国の基本指針を改正し、初めて感染症や災害への対策を盛り込むことを決めた。 (毎日新聞7/28朝刊)
これは私たちが昨年末に枚方市高齢者福祉担当部署に要望した内容に通じるもので、枚方市としても来年2021年策定予定の「ひらかた高齢者保健福祉計画21」(第8期)の計画に盛り込むことになるでしょう。