共同代表 高松昌子


「平和がいちばん」2022年10月号 3面より


「平和がいちばん」2022年8月号 2面より


高松まさ子さんが7月29日大阪府議会で住民投票条例を求める意見陳述をしました。

大阪府議会(カジノ住民投票の審議)意見陳述  高松まさ子

私たちは、住民投票条例制定を求める直接請求署名を、325日から2か月間、平日は毎日市役所前の緑道に立ち続け、図書館や駅前で、特売日のスーパー前で、そして11軒近所を訪問するなど、地域を隈なく回り集めました。受任者が自分の生活圏の中で知恵と工夫を凝らし、勇気をもって行動に踏み出し、対話を重ね集めた署名です。

取りまとめ役の私のところには、期間中、問い合わせが続きました。「集めたいから署名簿がほしい。どこでもらえるのか」「集まった署名簿を持っていきたい。どこに行ったらいいか。」「一緒に署名を集めたい」また、他市の人からは、「枚方の友人が協力してくれるから連絡してほしい」「署名をしたいと言っている友人宅に訪問してほしい」そんな電話も入りました。署名をしたいと探し当ててこられた人もいました。署名をして、その場で受任者となって、署名を集める側になっていく人も多くいました。この署名はどんどん人を引き寄せていきました。どんどん広がっていきました。こんな経験は初めてです。

一人で200筆集めた人は、「カジノはおかしい」と思っている人はたくさんいる。目をみて話せば分かり合える、応えてくれる、だから明日も訪問行動だと頑張っていました。

雨の日も、暑い日差しの中でも、毎日毎日、署名集めは大変でした。しかし、みんな元気なのです。活き活きと取り組みました。それは 「おかしいことはおかしい」と声に出して言える、そして私たちの地域の大事な未来がかかっている問題は私たちが考えようというと、「そのとおり」と応えてくれる市民府民がたくさんいたからです。

署名簿を提出して、ある受任者は「10年前カジノ誘致の話が出たときから、ずっと作ったらだめだと思っていた。だけど議会で決まっていくし、あきらめていた。でも、この署名が呼びかけられて取組を知って本当に嬉しかった。21万筆集まって、カジノは止められるのではないかと思うと感無量」と感涙にむせいでいました。「意見表明の場を作ってくれてありがとう」と添え書きと共に返ってきた1筆だけの署名簿もありました。

 

住民投票を実現できるその一心で取り組んできたこの21万筆の重みを、府民の思いをしっかり受け止めてください。住民の意思を尊重してください。カジノ住民投票条例案に賛成していただきますようお願いします。